お薦めブックガイド:心理関連

ホリスティック(心、身体、魂、全体的)なアロマセラピーの観点から、
そして心の癒し、自分探し、気づき、変容、自己成長全般に役立つ、
お薦め本をご紹介します。
私なりのオススメ度を、☆から☆☆☆☆☆まで☆の数で表してみました。

ハコミセラピー タオイズムと心理療法 原題:GRACE UNFOLDING  Psychotherapy in the Spirit of the Tao-te ching」

グレッグ・ヨハンソン+ロン・クルツ著 春秋社 2004年7月 ☆☆☆
☆☆

老子の「道徳経」にある智慧の言葉に、ハコミセラピーのセラピー場面でのエピソードを加え て、タオイズムのエッセンスをわかりやすく紹介しようとするもの。
ハコミセラピーの原理を解説しながら、同時にタオイズムに親しめる。

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ハコミセラピー

ロン・クルツ著 星和書店 1996年 3914円 ☆☆☆☆

1970年代に様々なボディワーク・システム理論・タオイズムや仏教のエッセンスを統合して創られたアプローチ。
原理としては−−生命体の持つ有機性・自己組織化、マインドフルネスな意識状態、ノンバイオレンス、全体性(Holism)等を基本とするもの。

日本人とくに女性には、受け入れやすい方法でしょう。
書物ではよくわかりにく面もあり、ワークショップを実体験するのをお勧めします。
▶参考HP:http://hakomi.net/

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セラピストのためのフォーカシング入門

日笠摩子著 金剛出版 2003年 3200円 ☆☆

「フォーカシングについて1冊」ということなら、私ならこれをオススメしています。

フォーカシングは人間関係や自分の内面にアプローチするいろいろな局面で、応用できますよ。

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夢体験を深める 副題:ドリームワークの方法」

ロバート・ボスナック著 創元社 1992年 ☆☆☆☆☆

ユング派の分析家ボスナック氏による、夢を通して内面を探求するアプローチ。
象徴をほとんど使わずに、あるがままの「夢」を、グループでほどき開く。

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カウンセリングの実際問題

河合隼雄著 誠信書房 1970年☆☆☆☆

カウンセリングや心理的なセラピーの行うにあたっての基本をまとめたもので、必読!! 
河合氏としては初期の著作であり、
ユング派というよりそれ以前のクライエント中心療法の色合いが濃く、
両者を繋げた部分も感じられ、信頼性が高い。

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河合氏の本としては他に、
「明恵 夢を生きる」講談社プラスアルファ文庫 987円、「中年クライシス」朝日文庫 420円、「影の現象学」講談社学術文庫 874円等も、オススメしたい。

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母親の心理療法 副題:母と水子の物語」

橋本やよい著 日本評論社 2000年 ☆☆☆
ひとはしばしば子供の問題を「入り口」として、
自分が「母親であること」の難しさ・闇と向かい合い、
それをどう受け入れ・ゆるすか−−
というテーマと出会う。

この本も手がかりのひとつとして、
「女性である、とは何か?」
という深淵なテーマを考えたいものです。

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癒しの森  副題 心理療法と宗教」

加藤清監修 創元社 1996年 ☆☆☆☆☆

心理療法と宗教の「谷間」とは何か? 
宗教はたしかに、心理療法では触れられない領域に近づくこともできる。
この「谷間」と、さらに深い根元的な「癒し」を求めて、精神科医と心理療法家が正面から取り組んだ本。必読!!

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ユング伝

ゲルハルト・ヴェーア著 創元社 1994年☆☆☆

C・G・ユングの86年の生涯を膨大な文献と資料をもとに描き出した、決定版の伝記。
ユング自身によるマンダラ画も挿入されているのが素晴らしい。
私としては、ユング晩年の公にされていない部分に、光があてられることを期待したい。

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「メタスキル  副題 心理療法の鍵を握るセラピストの姿勢」

エイミー・ミンデル著 コスモス・ライブラリー 2001年 ☆☆☆☆☆

セラピストがもともと持っている資質・方向性=メタ・スキルが、その方法論・学派を越えてセラピー関係=「場」に起こってくることの鍵を握っている。

著者はプロセスワーク(プロセス指向心理学)の創始者アーノルド・ミンデルのパートナーであり、共同研究者。
私個人的には、むしろエイミーの方に親近感を感じます。

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プロセスワーク関連としては他に、
シャーマンズボディ  副題:心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム)」アーノルド・ミンデル著 青木聡訳 藤見幸雄監訳・解説 コスモス・ライブラリー刊 2001年 ☆☆☆☆
もおすすめしたい。

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ミルトン・エリクソンの心理療法 出会いの3日間

ジェフリー・K・ザイク 著 二瓶社 2001年 2625円+税 ☆☆☆☆☆

歴史に残る天才的心理療法家であり、催眠療法の中興の祖であるミルトン・エリクソン関連の本も紹介したい。
催眠療法はなかなか理解しがたいかもしれないが、エッセンシャル(本質的)なアプローチとして重要であり、
「人間」と「存在」について多くのことを提起している。
ミルトン・エリクソン関連は、他に多数の書籍があります。

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からだに聞いて、こころを調える 副題:だれにも今すぐできる瞑想の本)」

ジョーン・ボリセンコ著 誠信書房 1990年 2500+税 ☆☆☆☆☆

精神神経免疫学の開拓者であり、Mind/Body Clinicの共同創設者であったボリセンコによる、瞑想の入門書。とてもわかりやすく書かれていて、実践的でもあり、オススメ。

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ボリセンコには「自己変容の炎 原題 Fire in the Soul : a new psychology of spirityual optimism」春秋社 2884円 ☆ もある。

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「心を開く瞑想レッスン」

井上ウィマラ著 大法輪閣 2003年 1900円+税 ☆☆
日本でビッパサナー瞑想を伝え広めているウィマラ氏が、これまでの経験から集めた70もの瞑想レッスン(エキササイズ)を紹介したもの。
なにより、ウィマラ氏の自己開示的で正直な姿勢に、心うたれます。

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SQ 生き方の知能指数

ダニエル・ゴールマン著 日本経済新聞出版社 2007 ☆☆☆☆☆

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「鬱力」

柏瀬浩炊隆著 集英社インターナショナル 2003 ☆☆☆

黒澤明、ジョージ・ルーカス、開高健、尾崎豊……天才たちの“病跡学”に学べることがあります。

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