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「五行」や「占星術」の観点がどうして必要? ホリスティック・アロマとは何か2011年11月新月号

「どうして”アンフォールド”のアロマのテキストには、
東洋医学の基本である「五行説」や、占星術のことが書かれてるのですか?」

ーーそんな御質問を【心と体のアロマ連続講座】に参加された方から受けました。
たいへん重要な、深い意味ある質問ですので、
このメルマガ上でも皆さんにお伝えさせて下さい。

ここにはいろいろな要素があるのですが……
1番大きいのは、化学的な成分からお話すると
かえって「ホリスティック(全体的・全体性)」から離れてしまう、感じられなくなるーー
ということがあります。


一般的なアロマのスクールでは、化学的成分から説明するでしょうが、
特にアロマが初めて学ぶ方には、こうした現象が起きやすいようです。
精油が、完全に分析可能な、
化学的成分の集合体であるように思えてしまう……。
「木を見て、森を見ず」
ということになってしまいがちなのです。

(さらに一般的なお客様からすると、化学的な説明をすることで、
たいへん残念なことですが……
「アロマのことを知りたい」
という関心や熱がさめてしまう面もあります。)

「エッセンス(=精油)は、植物体そのものではなく、それ自体が全体的な有機物なのです。
……植物の個性あるいは魂のようなものです。
エッセンスは植物のもっとも霊妙不可思議な成分です。」


現代的なアロマセラピーとして日本で最初に翻訳されたといわれる
「アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際」 フレグランスジャーナル社刊
で、著者のロバート・ティスランド氏もこう書いています。P4

元々、アロマテラピーはホリスティックであるとーー
初期段階で、ロバート・ティスランド氏が明らかにしているわけですね。

そして精油や「アロマの世界」の「ホリスティック(全体的・全体性)」な本質に触れるには、
むしろ、「五行説」や、占星術のような昔の智慧、
さらには歴史や伝説を知った方が、つかみ易かったりします。


科学や化学はまさに「科学的」におもえますが、
より俯瞰した視点からすれば限定的であり、
自らのパラダイム(枠組み)にとらわれてしまいがちなのですね。


とはいえ”アンフォールド”では、
最新の脳科学や神経伝達物質の観点から、説明することも多いです。
科学や化学を否定しているわけではないのです。


私達が忘れがちな古代からの智慧、
「五行説」や占星術から脳科学まで、
幅広い視野で、そしてニュートラルな立場で、
ホリスティック(全体的・全体性)・アロマをアンフォールドではご紹介したいのです。

「五行説」や占星術は、人間と環境、宇宙との関連性、
つまりコスモロジー(世界観、宇宙観)を表現しているものでしょう。

具体的に、実感として、身体知として、
植物や嗅覚を通して、
人間とコスモロジーのつながりを再生できるーー
これもホリスティック・アロマの大きな長所と、おもうのです。



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